図書館と温泉に行ってきた

図書館と温泉に行ってきた。

12月は長めの休みが取れそうだったので、11月からいそいそと準備をし始めたのだった。

図書館と温泉の理由

近隣に大きめの図書館があることを数年前に知ってからというもの図書館に行く機会が多くなりまして。この図書館はものづくりというか工学というかそのような分野に力を入れているらしく、「読みたいな〜」と思う本が結構並んでいることが行く大きな理由。

長期休みにどこかに出かけたい意欲はありつつ旅の目的自体が空虚だったのでどうしたもんかと思っていたのだけど、上のようなこともあって図書館に対する心象も子供のころと様変わりしたので、じゃあ有名な図書館でも行ってみるか、と思いはじめ今回の旅の目的と相成りました。

もう一つの温泉はアレだよ。冬だし温泉宿とか良くない?とかいう単純なアレ。

「図書館&温泉」という組み合わせが揃っている旅行先はあるものなのか?から場所選びをスタートしたのだけど、案外「○○温泉」みたいな駅が多いこともありそこまで場所選び自体には難航しなかった。行きたいとピックしていた図書館の場所と照らし合わせながら場所を選定。結果下記の2箇所と相成った。

実は北陸の方にもほかに2箇所ほど図書館&温泉を備えている場所があって行こうかなと検討していたのだけど、震度は小さいながらも地震が頻発していた時期(現在も収まっているわけではないが…)ということもあり、万が一を考えて今回はパスしようということになった。また機会があれば狙いたいところ。

ちなみに私は免許こそありますが運転できない(し、したくない)マンなので、基本鉄道と徒歩が移動手段です。

山口市立中央図書館

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1箇所目。全体的な敷地がホントに広いのが印象的で目に入ったその瞬間に「いいねえ〜」と声が出てしまった。芝生の上でサッカーに興じているお子様たちもいらっしゃった。(ルールで許可されているのかは知らない…)今回は冬の訪問でしたが4月・5月あたりの気候だと一段と気持ちよく過ごせそう。

図書館の中も外観と違わずに開放的で広い。意図的なのか部屋内を少し薄暗くしていた。落ち着いて読めるようにする配慮なのかもしれない。その代わり?なのか読書する席には読書灯が備わっていて少し感動した。読書灯=カウンターで貸し出されるもの、ようなイメージを持っていたので…。ただスイッチ(というか灯り自体)に最初まったく気づかなくて、席の対面の利用者がスイッチを押したから気づいたようなところがある。

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ここは山口情報芸術センターと併設されていて、図書館以外にもいろいろな催し物が開催されている様子。詳しくは公式を参照。メディア・アートの展覧会の多さに目を惹きますね。

私が行ったタイミングだと夏のヘウレーカ!という自由研究の発表が展示されていて、今までこういう催し物のゆったりと回ったことがないかもしれないとかぼんやり考えながら展示されていた成果発表を楽しみました。

他にも別フロアでの体験型イベントもあったりしたんですが、移動時間的に厳しいというところで今回はスキップしました。図書館目的で来たはずだけどこちらの内容を見ていたときのほうが心踊っていたかもしれない。次回はこれ目的での来訪でもよいかも。

湯田温泉駅には大きなモニュメントがあったりして、たまらず写真を撮ってしまった。ゆう太というらしい。駅横や駅周辺に足湯スポットがあったりして温泉街の雰囲気が感じられてよかった。

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武雄市図書館

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2箇所目。山口県から少し移動して佐賀県へ。建物もさることながら雄大な景色が素晴らしい。宿泊した宿からトコトコと歩いていったのだけど、朝早い時間ということもあって空気が澄んでいて非常に気持ちがよかった。

カルチュアコンビニエンスクラブが運営している図書館で休日なしで営業しているとのこと。図書館の中にスターバックスが併設されていて飲み物を飲みながら本を楽しめるのが特色。図書館的には蓋のついている飲み物をOKとしているようなので(確認していないけど)スタバ以外の持ち込みでも問題ないのかもしれない。スタバの他には蔦屋書店も併設されていて、本そのものや読書グッズや文房具その他小物などが購入できるようになっていた。絶対、品物の本を図書館の本と勘違いして持っていく輩がいそうだなと思ったんだけど実際どうなのだろうか。

2Fには壁一面に並べられた本棚が設置されていてそれを1Fからも眺めることができる。このような風景が何だか結構好きで楽しみを覚えるのだけど、たぶん他の人から見れば「ただの本棚」にしか映らないよなと思いその違いが面白い。

武雄市図書館のそばにはこども用の図書館があったり歴史資料館が併設されている。こども用はさておき資料館は時間もあったんで覗いて行きたかったのだけど、図書館訪問の後半から鼻水が止まらなくなって観光どころじゃねえとなったので達成できず。肝心なところで体がガタを起こすスタイル。代わりに?図書館の道すがらに神社を発見したのでこれ幸いとお詣りしてきた。

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何が良いってこの大楠の木ですね。帰ってきてから知ったんですがパワースポットの文脈でも親しまれているご様子。目の当たりにすると本当に大きくて圧倒されてしまう。大楠のまわりは竹林になっていて、風と竹のさざめきと鳥の鳴き声以外おおよそ何も聞こえない静寂体験が非常に良かった。これは癒やされる。

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世代のせいなのかジブリのトトロを思い出すのだけどあの木も楠の木なんだということを(帰ってきてから検索して)知った。なんか映画でも言及があったような気がする。

温泉宿

夜温泉に朝温泉と露天風呂を堪能できたことが非常に大きい。冬の冷たい空気に温かい風呂は大正義とされている。やはり温泉は冬だな。温泉開発部もきっと頷いてくれるだろう。

懐石料理というものを初めて食した。まあこのようなものは上を見ると果てしない世界だと思っていて、自分が体験したものが懐石界最強ランキングでどのようなランクに属するのか正直よくわからないのだけどこのような場を体験できたのがよかったのかなと思う。

特に大トロマグロとフグと佐賀牛がおいしかった。また食べたい。

近頃の宿は全部そうなのかもだけどネット設備が備わっていて、動画配信系のサービス(NETFLIX, AmazonPrimeVideo など…)がほとんど見ることが出来る環境だった。Youtubeもあるのでアカウントにログインして動画視聴したりしたのだけど、「見てもいいけど、これ自宅と何も変化が無いのでは…??」と途中で気づき視聴はほどほどにした。

鉄道

5月ごろに京都へ旅行したときは鉄道(新幹線)の乗車券は事前予約したのち、駅で実費を払ってきっぷを手に入れたのだけど、今回はすべてスマートEXで手配した。

別途クレジットカード情報を登録するのがネックなのだけど、登録さえすれば実費はクレカから引き落としされるし、改札入場時もアプリに紐付けしたモバイル交通系ICカード(物理でもOKと思う)でタッチするだけでよいお手軽さが気に入った。EX早特というメニューがあり、Web画面だけだとなんだか数が多くて何を選べばいいかよくわからなくなってくるが、アプリで行き先を指定すると使用できる早特メニュー(と値段)が表示されるのでそこで選ぶのがよいと思う。

今回の旅だと新幹線の他に特急も利用したのだけど、これはスマートEXのカバー範囲ではない。別途乗車券+特急券を購入するか、専用のWebサイトから購入する必要がある。この辺のことを頭に入れていなくて時間ギリギリに券売機で購入して特急に飛び乗るみたいなこともした。この辺もなんかうまいこと何かのアプリなりサービスなりで一元化してくれると助かる。

旅の中で駅弁を数個いただきましたが今回の優勝はこちらになりました。カイロ堂の「佐賀牛極上カルビ焼肉弁当」。肉が柔らかくて特急内で一人悦に入っていた。感動したので包みも保管した。第10回九州駅弁グランプリ1位らしい。なるほどね。

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ちなみに今回も新幹線のクソ硬アイスを堪能することができた。もはや義務と化している。

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振り返って

良い旅でした。数泊したのは仕事以外だと初めてじゃなかろうか。 次回機会があれば図書館+温泉の北陸版か、他の題材で旅に出たいですね。


  1. 大きすぎて全体を画角に収めるのに苦労した大楠

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